上海の生活 中国の食べ物

上海の喫茶店でコーヒーを注文する

投稿日:12月 20, 2017 更新日:

日本では喫茶店に行ってコーヒーを飲みながらぼんやりするのが好きでしたので、上海でもよく喫茶店に来ました。注文の仕方はこんな感じです。

コーヒーの注文の仕方

喫茶店に入って気に入った席に座り、見かけたウェイトレスに「服務員(fuwuyuan)」と声をかけますと寄ってきます。ガイド本に載っているような「小姐(xiaojie)」とはいう呼び方は聞きません。店のあちこちで「服務員」と呼ぶ声が行き交います。「菜単(caidan)」とメニューを要求すると見せてくれますので、見ながら「珈琲(kafei)」と言います。するとただ頷くだけで何も言わずに行ってしまいます。やがてコーヒーを持ってきてテーブルの上に何も言わずに置いていきます。

この時にお金を渡せば、黙って受け取ってレジに行き、伝票とおつりを持ってきて黙ってテーブルの上に置きます。コーヒーを持ってきたときにお金を渡さなければそのまま戻って行きますので、適当な時間に手を挙げてウェイトレスを呼び、「売単(maidan)」と伝票を要求すれば、伝票を持って来ますのでその時に現金を渡します。
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日本のように帰るときにレジに寄って支払うということはありません。コーヒーに限らず飲食は席で清算するのが中国でのやり方です。複数の人数で飲食する場合でも誰かが席に座ったままで料金を支払います。割り勘にすることは特別な理由がないがぎりはしません。人に奢るときに日本では気づかれないように密かにレジに行って清算してしまうのが相手に気を使わせない作法になっていますが、中国では誰がこの場の費用を負担したかを参加者に知らしめるためにわざとみんなの前で支払うのです。

このように喫茶店でのコーヒーの頼み方は勘定の仕方が違うだけで特に日本と変わりがあるわけではありません。

中国人の飲むコーヒーは甘すぎる

会社には外国のお客さん用にドリップ式のコーヒーメーカーが用意してあり、挽いた豆も購入してあるのですが、社員は使っていけないことになっていますのでコーヒー好きな私はインスタントコーヒーを買ってきて自席で飲んでいました。日本のようなインスタントコーヒーは売っていませんので日本に帰国した時に買ってくるか上海市街に出たついでに日本食材店で買うようにしていました。

職場で中国人スタッフがコーヒーを飲んでいるところを見たことはありません。一度会社の車で外出した時に時間が開いたので、運転手の楊さんにと喫茶店に入り時間調整をしていた時のことです。私はコーヒーを飲むが、楊さんに好きなものを頼むように言ったところ自分もコーヒーを飲むというのでコーヒーを二つ注文しました。私はブラックでしか飲みませんが彼はコーヒーの苦みがなくなるまで砂糖とミルクをこれ以上は入らないというほど入れて飲んでいました。出張先などで出されたコーヒーはどれも最初から歯が解けそうに甘く見た目もココアようです。

中国ではコーヒーの苦みを好む人はいないように思えたのですが、街中には至る所に珈琲店の看板があります。私が住んでいた郊外の嘉定区ですら、上島珈琲店、両岸珈琲店、スターバックスなどの看板を掲げた店舗をよく見かけます。

上島珈琲と両岸珈琲

上島珈琲の看板を目にしたときは、最初日本の上島珈琲店(UCC)が中国にも進出したのだと思い、古い友人に思いがけなく出会ったような感じがしてうれしく思ったののですが、どうもUCCコーヒーとは関係なく台湾系のチェーン店でした。

両岸珈琲店も台湾系のチェーン店で、「両岸」とは海峡を挟んで相対する中共と台湾を意味しています。両岸関係、両岸問題などと使います。その微妙な関係を表す言葉を敢て店名に使うところを見ると、二つの中国はもともと一つだという主義を盛り込んでいるのでしょうか。

上島珈琲店、両岸珈琲店もコーヒーを看板していますが、実際は日本のファミリーレストランのようないわゆる外食産業です。台湾では戦後アメリカ軍が駐留していた時期がありますので、コーヒーは普及していたでしょうから珈琲館も多くあったことでしょう。その経営が成功した珈琲館チェーンがコーヒーのあまり普及していない中国大陸にそのまま進出しても客が集まらないので、パフェや軽食をメインにして拡大を狙っているものと思えてきます。

上海の上島珈琲館

 

スターバックスは上海市街ではよく見かけますが、郊外の嘉定区には1件だけしかありませんでした。日本のロビンソンが中国進出して運営しているその名も萝兵森(luobingsen)というデパート街中にあったのですが、その1階にスターバックスはありました。駐在してまだ日も浅いころはコーヒー館に一人で入る勇気がなく、このスターバックスにタクシーを使って何度か通いました。

ただコーヒーを飲みに行くだけなのにタクシーを使うなんて日本では考えられないことですが、歩ける距離ではなく、タクシー代も11元と安いものですから、ちょっとした買い物でもタクシーを頻繁に使うことになりました。ところがスターバックスのコーヒーのLサイズがなんと55元もするのです。タクシー代の5倍です。上島珈琲店などではせいぜい25元程度ですから、破格に高いとしかいいようがありません。

上海のスタバ

 

スターバックスの高すぎるコーヒー

世界の各国の物価を比較するのに、スターバックスのコーヒーの値段を比較するというのがあります。いまや世界のどの国でもスターバックスのコーヒーが飲めるのでその価格を比較すれば物価の差が単純で明確にわかるというわけです。なにか国家の思惑でスターバックスの値を高く設定しているのかと勘ぐってしまいます。こんな高いコーヒーを中国人が買い求めるわけがないと思いきや、裕福でもないだろうとおもわれる若い人が結構注文しているので不思議が気がしました。

珈琲店でコーヒーを飲みながら通りを行き交う人を眺めたり、近くの席の若い人たちの中国語の会話を聞くとはなしに聞いているときは、時がゆったりと流れていく気がして心が落くので週末の楽しみひとつでした。

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