上海の生活 中国の食べ物

上海人は果物好き

投稿日:12月 20, 2017 更新日:

果物(くだもの)のことを日本ではむかし水菓子と言っていましたが、中国では「水果(shuiguo)」と言います。上海の商店街を歩いていますと、果物屋さんが多くあることに気が付きます。その一方で野菜を売る八百屋は一軒もありません。野菜と肉と魚はスーパーか市場に行かないと買えません。専門の個人商店がないのです。日本ではそれぞれの個人商店が軒を並べ買い物客が一軒一軒のぞきながら買い物をするのが当たり前の風景でした。今はいずれもほとんどがスーパーに取って代わられ、個人商店を探しても簡単には見つかりません。

果物屋が多い商店街

上海がいつからそうなったのか、もともとそうだったのかは分かりませんが、果物に関しては小さい専門店が至る所にあることから中国の人が如何に果物が好きかは想像できます。店先に並んでいるものはブドウやオレンジ、バナナ、リンゴなど日本のものと大きくは変わりませんが、なかには日本で見たこともないような果物もあり、その都度トライしてみるのも楽しみのひとつです。

私は中国の香辛料が苦手なので、食事は自炊していたほどですが、果物は自然のままの味なのでどれも美味しく食べることがことができました。日本にない果物で特に気に入ったのが荔枝(レイシ)です。よく買って食べたものですが、空港などではこの実が入ったチョコレートが菓子折りになって売っていますので、お土産用に買って帰ると大いに喜ばれました。

 

みずみずしいライチ

 

季節によって並ぶものは違うのは当たり前ですが、春先になると2m以上もあるサトウキビを店先に立てかけて売っています。お店の人に頼むとナタで皮をそいで短くしたものを手渡してくれます。かじると甘汁が出てとてもジューシーです。若い人がかじりながら道を歩いているとろろもよく見かけます。

果物屋の店先に立てかけられたサトウキビ

 

日本産のなしやリンゴがよく店先に並んでいます。日本の果物というと高級感があるようで少し値段は高いのですがとても人気があるようです。のぼり旗に「20世紀」や「青森りんご」と書かれた表示があるのですが、表示になにか違和感がありましたのでよくよくその表の字を見ると、驚いたことに青森の「森」の字に「木」が4つもあるではありませんか。日本からの輸入品は高いので富裕層にしか手が出ませんので、庶民向けに中国産の日本種リンゴが出回っているようです。

中国産の秋田こまち

果物ではありませんが、スーパーで自炊用のコメを買う時も同じよう経験をしました。中国の銘柄はとても安いのですがやはり日本のお米のような粘りがなく、パサパサした感じで日本人にはあまりおいしく感じません。コメは日本に帰って中国に戻るときに時に1,2キログラムを預け荷物の中に忍ばせて持ち込んでいましたがすぐになくなってしまいます。

ある時スーパーのコメ売り場の一角で日本銘柄の「秋田こまち」や「こしひかり」と袋に日本語で書かれたお米があるのを発見しました。値段は通常価格の1.5倍ほどします。輸入品かと思い袋の裏に表示されている生産地を確認すると、「福建省」とはっきりと書いてあります。コメの種は「秋田こまち」ですが、植えて生産したのは中国国内ということなのでしょう。でも、それで「秋田こまち」を名乗ったのでは、意匠権の侵害になるのではと考えながら、その文字をよく見ると、なんと「こ」の字に濁点があるではありませんか。「秋田こまち」ではなくて「秋田ごまち」だったのですね。これで意匠権の問題もなし。さすがは中国と妙に感心してしまいました。買って帰って炊いてみると味はまあまあでしたので以後よく買って帰りました。

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