中国の食べ物

上海のスーパーでお肉を買ってみたら

投稿日:3月 12, 2017 更新日:

上海に限らないと思いますが中国のほとんどの肉料理には八角と五香を香辛料として使用しています。私はこの八角と五香が全くの苦手で、微量でも入っているともう鼻について食べられません。

ところが、中国で肉料理という肉料理には必ずと言っていいほどこの八角か五香が入っていますので外食が出来ず、やむを得ず自炊をすることにしました。

私は日本にいるときは中華料理が大好きで、本場の中華料理がいろいろ食べられると楽しみにしていたのですが、日本の中華料理は中国の料理を日本人向けに作り直した別の料理であることに気づかされてしまいました。

同じく日本から赴任している人でも仕事のあとで夕食を当地のレストランで外食している人はほとんどいず、毎夜日本料理店で日本料理を食べている人が圧倒的に多いようです。

日本企業が多く進出しているタイでも同じような話があり、タイ料理に必ずといって使われている香辛料の「パクチ」が苦手な日本人は、結局食べるものがなくて一気に痩せてしまうと聞いています。

私も仕事で数日バンコクに滞在したことがありましたが、このパクチは全く気にならず、どの料理もおいしく食べることができました。人の味覚は幼い時に確立するといわれていますが、その間にそれぞれで苦手な味というものができてしまうのではないでしょうか。

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やむを得ず上海で自炊を始める

さて、自炊をするといってもスーパーで売っている惣菜は当たり前の話ですが味が中華風なので受け付けません。特にハム、ソーセージの類の肉加工品は香辛料がきつくてとても手が出ません。

したがって出来合いのものはダメなので、素材を買ってきて自分で調理しなければならないことになりますが、その素材からして日本とは違います。

豚肉に関して言いますと日本でいうバラ肉や小間切れの類はありません。皮か骨のどちらか、またはどちらも付いているものしか並んでいません。

中国の人はそれをそのまま調理するのでしょうが、私にはできないので皮とコラーゲンの層や骨を分離するのに一苦労です。それを取り除くと結局は半分ぐらいの量になってしまいます。



或る時に無性にとんかつが食べたくなって、大きめの肉を買ってきましたが、例によって皮とコラーゲン層を除くと半分近くになってしまい、骨も取り切れないのでそのままにしてパン粉をつけて油で揚げました。随分と小ぶりのとんかつができました。

けれども、味はなかなかのものでそれからも時々作ることにしました。肉以外はパン粉もソースも日本から持って行ったものを使いました。どちらも中国のスーパーでは売っていません。

上海の市内には日本食材店がありそこに行けばある程度の食材がそろいます。何かの用事で会社の車で上海市街に行ったときは必ず寄ることにしていました。そこでは豚肉の小間切れが売っているのです。

500gをまとめて買って来てポリエチレンの小袋に小分けして冷凍しておくと、便利です。食べる分だけを解凍して野菜と一緒にいためたりするとすぐに野菜炒め定食ができ上がります。

食肉の売り方に文化の違いを考える

カレーライスもよく作りましたが、やはりカレーに合う角肉は売っていません。日本食材店ではカレーのルーとカレー用の肉を買ってきます。野菜はあまり変わりがないので現地調達で日本と同じものが手に入ります。

なぜこんなにも店で売っている豚肉の形態が中国と日本とで違うのでしょうか。

この差は実際に買い物をして料理を作ってみないと気が付かない差と言えます。中国の人が日本に住んで料理をしようとして同じ疑問を持つのではないでしょうか。私が考えて得た推論はこうでした。

中国では原形を生かして肉を料理するのに、日本はできるだけ食べているものが生きていたことを連想しないように形に料理する。それは四足動物をその場で処理して食べてきた狩猟系民族と明治以降の近代になって四足動物を食べ始めた草食系民族との差ではないかと思うのですが考えすぎでしょうか。

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