中国語

tとdやqとjの発音の違いは清音と濁音のちがい?

投稿日:3月 4, 2017 更新日:

中国語を勉強していて途中で分からなくなったものにtとdの発音の違いがありました。

中国の人の発音を聞いていてどちらも同じに聞こえてしまうのです。qとjもそうです。
日本人は英語の発音記号でtとdを清音と濁音の違いと認識しています。簡単に言うと清音は口の先の方で発声し、濁音は同じ舌の形のままで喉の奥を震わせながら発声するということになるのでしょうか。



たとえば「どうぞ入ってください」の意味の「請進」(qingjing)を、中国のある人の発音はチンジンと聞こえるし、ある人の発音はジンチンと聞こえます。また別の人のはチンチンともジンジンと聞こえるときもあります。

これはどうしたわけかと中国語の学習書などを調べてみると、中国語には清音濁音の区別がないとあります。つまり、中国の人は清音と濁音を聞き分けられない、ということは言い分けられないということになります。だから、日本人はチンとジンを聞き分けますが、中国人には同じに聞こえるということです。

それでは中国語ではqとjの発音をどう区別しているのかというと、息が破裂しているかいないかです。破裂しているのがqで同じ舌の形で軽く発生するのがjというわけです。

同じjingの発音をしているのに発声しているのにチンといっているように聞こえる人とジンと言っているようにと聞こえる人がいるのは、その人たちの発声の個性であって、言葉の意味に影響するものではないのです。

それが理解できてからはch とzhの発音の違いなどにも意識が行くようになり、それまでの中国語に比べてかなり中国語らしくなったのではないかと自ら思えようになりました。

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